教師って最高に難しい仕事だと思う
昨日、中3ぶりに右目が見えるくらいまで前髪を切った黒川です。
現在22歳。
この年になって、教師という存在を不思議に思うのです。
「先生」というのは、勉強を教えるパイオニアという意味も含みながら、心も教育していかなければいけない存在じゃないですか。
これって、人間には不可能じゃね?
と思うんです。
だってこの世に完璧な人間なんていないですからね。
それなのにこの世の中にはこの役割を背負っている人がいるわけで。
本当にすごいなと。
でもだからこそ、おかしいなと思う教師もいた。
今回は教師に感じた不完全さと、逆に尊敬していることを書いていきます。
職業批判ではなく、僕が出会ってきた教師に対して感じたことなので、悪しからず!!
体育教員ってなんであんなに脳筋な人多いの???
僕が出会ってきた体育科の先生は、とにかくすぐにキレていた。
感情的というか、理屈がなさすぎるというか。。。
スポーツマン特有の傾向なのか、黒川が出会ってきた体育教師がたまたまそういう人が多かったのかはわからない。
もちろん、冷静で賢明な対応をしてくれる人もいた。
けれど、あまりにもデリカシーに欠けるというか、配慮が足りない人が多いのはなんでだろう。
そうなってしまう理屈を説きたいわけじゃなく、とにかく僕が言いたいのは
もうちょっと落ち着け
という事だけ。
ある日クラスでいじめ染みた問題が起こり、僕を含めた数名が呼び出された。
このいじめに関わっていなかったが、当事者が僕とそこそこ仲のいい人だったため、事情聴取で呼び出されたらしい。
先生に呼び出される直前に初めて知ったのだけれど、2人きりになるなり開口一番に
お前何やってんだよ!!!!
と言ってきた。
こういう的外れな激化した感情は、とても萎える。
鈍器で心臓を殴られたかのような嫌悪感がある。
とにかく事情を説明。
それでも彼の耳には入っていなかった。
なにを言っても
「嘘つくなよ」
「そんな言い分が通用するか」
の一点張り。
ここできっと大人の対応をするべきだったけど、当時は今以上に未熟だったので、大人相手に理詰めをしてしまった。
「先生が言っている『何か知っているだろ』は憶測ですよね?本当に知らなかった場合どうするんですか?そもそも先生は少ない情報で判断しすぎです。いつも信頼が大事だって言うけど、たった今僕からの信頼を失いましたよ。もう少し冷静に判断して状況を把握してください。」
完全に言い過ぎた。
高校生のガキがおっさんに対する口の利き方じゃない。
もちろん向こうのプライドも傷ついたらしく、さらに怒りがエスカレート。
「大人を舐めるんじゃねえぞ!!!」
大人だったら賢い判断をしてくれ。。。
この言葉を聞いた瞬間に、教師というのは”正しさ”を持っている存在じゃないんだと、子供ながらに悟ってしまった。
こうやって理不尽に怒鳴るような体育教師が何人もいた。
繰り返すけど、ちゃんとした人もいた。
だいたいこういう脳筋が、学年主任である。世も末だ。
脳筋先生はきっと、他の先生も困るんだろうな。
でもそれを生徒には出せないから、本当に大変だと思う。
だからもしこれを読んでくださっている”先生”がいたら、僕が代わりに言います。
バーーーーーーーーーーーーーカ!!!!
反面教師って言葉は天才だ
僕が例に出した先生はまだ可愛い方だけれど、この世の中には犯罪やいじめ、パワハラをする教師がたくさんいるらしい。
そういう人でも、先生になれてしまうからね。
でも高校時代のあの経験から、理不尽な大人を見たときこそ、チャンスだと思っている。
こういう大人にはならないようにしよう
と「反面教師」にすること。
誰も完璧じゃないから、そりゃあ先生だって間違える。
でもどうしようもない人もいる。
じゃあその人から学ぶことはないのか。
逆に、たくさんあると思う。
大人が先に間違えてくれる。
そういう意味で「教えてくれる人」って思えればいい。
見下すのはよくないから、それ以上はもう深入りしない。
好きな先生の近くにいればいい。
先生が常に正しいと考えると、自分が壊れる時があるから距離をおく。
「先生」という言葉が100%適用されるのは勉強だけだと思おう。
次は、教師という職業が本当にすごいと思うところを書きます。
正しくなければいけない職業?
常に、正解の行動を求められる。
他の仕事と違うところは、同僚や上司だけでなく、生徒と親がいるところ。
この状況で全員を納得させる言動をしなければいけないのはとても難しいと思う。
生徒に向かって正しくないことをすれば、学校側からとやかく言われる。
言い返したくなるけど、きっと学校社会ってのはもっと厄介なんだろうな。
そんな中で正解を求められて未熟な自分が許されない状況はとてもストレスだと思う。
未熟を認めている先生がこんな事を言っていた。
僕の高3の担任だ。
「私だって不完全なのよ。当たり前じゃない。先生とかいうけど、私はあんたたちに日々教えられているんだからね。変な仕事よ。」
かっこよかった。
それまで、先生という存在があまり好きではなかった。
正直、学校社会しか知らない人に社会を語られても。。。
なんて思っていた。
この先生はOLを経験していたけど、全部さらけ出してくれていたから僕たちにスッと入ってきたんだろうな。
もちろん僕ら生徒は未熟だから反発したがるけど、堂々と自分を未熟だと子供に向かって言える人のいう事を聞きたがるのかもしれない。
教師とか関係なく、こういう人になりたいと思った。
先生ってのは生徒よりも立場が強いから、こんな姿勢が受け入れられたんだろうな。
正しいわけじゃないよって示せる人は信頼を得られるのかもしれない。
先生ってすごいんだな
高校を卒業してから知った。
先生はすごい。
まず、なることが難しい。
なったらなったで、ストレスが多方面からやってくる。
常に評価される。
なのに、給料が多くない場合が多い。
なのに、たくさんの事を求められる。
昔は分からなかったけど、今思うと本当にすごい仕事をしている人が近くにいたんだなと思う。
過酷すぎて、自分には絶対にできない。
1人の人間としてみる
どんな目上の人間でも、1人の人間として見るようにしています。
年齢はプレイ時間で、大事なのはレベル。
長く生きている=正しい
の時代はとっくに終わりました。
実力主義&個人主義になっていくと感じているので、「先生」と一括りにせず、人をしっかり見れるようになりました。
生意気かもしれないけれど、判断力をつけるにはこの考え方はとても大事です。
主語が大きいと大事なものを見落とす場合があるので、見極める力をしっかりつけていきたいですね!!!
んじゃまた!