個タクのおじさんと話した「スマホのない時代」はいいなあ。
こんにちは!ブロガーのまおです。
この前、タクシーに乗りました(ゴミヘビーユーザー)。
個人タクシーだった。
個タクは現金しか使えない事が多いからなあ...
なんて思って乗ったら案の定。
まあいいかと思って行先を伝えて走り出す。
50代くらいの感じのいいおじさん。
「お客様、ひとつお聞きしてもいいですか」
お、話してくれるタイプのドライバーさんだ!
なんて喜んでいたら、結構びっくりする事を聞かれた。
「最近YouTube?流行ってるじゃないですか。ああいう動画ってお金稼げたりするんですか?」
いきなりの質問だったけど、収益化ができることとか、その条件とかをいろいろ教えてあげた。
「私はもう今の時代はもうついていけないですね〜笑」
等身大でいるおじさんは格好いいな。
「ちょっと便利になりすぎましたよね笑」
僕は、スマホがない時代に今を生きてみたかったとたまに思う。
生まれてからずっと東京で生きてきたけど、やっぱり便利さに慣れていない地方の人たちの人間味に羨ましく感じることが多かった。
「お若いのにこんなに話してくださって嬉しいです」
の言葉にびっくり。
「話しかけても半分くらいは無視されちゃうんですよね」
え、無視!?!?!?!
タクシー乗る時は話しかけられたくないという人もいるのはよく分かる。
でも無視かあ。と少し残念な気持ちになった。
僕たちはやっぱり画面の中で生きすぎている。
スマホを手にしたあの日から、確実に会話は減っている。
いつしか自分の本音を文字で打ち込むようになって、実際では誰にも言えないようにしてしまっている。
きっとリアルで言えない事を吐口として言える場所があるからこそ救われている人もいるんだろうな。それはそれで良いことだと思う。
でもやっぱり、会話をする機会が減ってしまった。
今まで口にしていた言葉を画面の中に閉じ込めてしまうようになった。
これに慣れてしまったから、喋ることのハードルが高くなってしまうんじゃないかなと思っている。
「スマホが出る前はこんなじゃなかったんですけどねえ」とも言っていた。
どれくらいの因果関係があるかは分からないけれど、きっとそういうことなんだと思う。
僕は昔からSNSの自分ルールがある。
それは、リアルで言えないことはSNSでも言わないということ。
「誰にも見てないところで言うならよくない?」
なんて声が聞こえてくる。
もちろん賛成。
でも同時に、その吐口がなくないと生きていけなくなる。
そこに依存してしまうようになるのなら自分にはない方が良いと思っている。
しょうもない世の中だけど、画面の中で生きないようにしようと改めて思った。