もし、超能力が使えたら。

 

 

超能力が使えたらどんな能力が欲しいかな。

男の子なら一度は考えたことのあるこの不毛なロマン。

 

 

空を飛んでみたいとか、ビームを出せたりとか。

 

未来予知?瞬間移動?タイムリープ

 

 

 

思えばいろいろな超能力があるわけだけど、僕は「腐らなさ」を重視しましょうかね。

 

 

デスノートの主人公は歪んだ正義感を患った。

のび太ドラえもんの想いとは裏腹にひみつ道具頼りになってしまう。

 

 

子どもながらに思ったんですわ、僕も”そっち側の人間”だなって。

 

 

きっと手からビームが出せたら脅迫につかってしまうし、時間を止めることができたら性犯罪パーティーだろう。

 

 

僕は超能力を使いこなせるほど聡明な人間ではない気がするし。

 

 

とか言ってても面白くないから、欲全開で言わせてもらうと...

 

 

 

一生寝ずに生きられる超能力。これだ。

 

 

 

 

え、弱い...?

 

 

 

でもちゃんと理由がありまして。

 

異次元なことが「できる」って果たして本当に面白いのかなと思って。

 

 

出来るようになったら、その後は「できてしまうこと」になるじゃない?

努力せずに最強の力が手に入ってしまったら、僕はそこに心酔してしまうことが目に見えている。

 

 

人に圧力をかけられる超能力ってやりようによってはたくさんあると思うから、究極に困った時には酷使しちゃいそうで。

 

だったら超能力って地味な方が面白いと思うんだよね。

 

 

自分が生きる指標として「面白いと思うかどうか」で旗揚げしたのに、そんな裏技あったらなんでもできちゃう。

 

 

そりゃあ時間が止められたらバレずにエッチなことできるし、遅刻知らずになれるし。でも人の心が読めたら人と話すのが嫌になっちゃいそうだなとか。

 

 

ぶっ飛んだ能力を手に入れて浮き足立つほどポジティブじゃないわけさ。

 

だから、地味でいいの。

 

 

そこで考えた案が、不眠で生きられること。

 

時間の”有限さ”は残しつつ、その中でフルパフォーマンスで生きてみたい。

 

 

人生の中でトイレに行く時間を合わせたら3年になるんだってよ。トイレの中で高校3年間過ぎてしまうわけで。

 

 

有限だからこそ、そこを最大限使えるのが最高に面白いって思うんだ。

 

 

そりゃあ時間止めて覗きとかしたいよ!?(何回言うんだよ)

 

でも今の人生を面白くブーストさせるみたいな能力がいいなと思って。

 

 

 

でも世の中には超能力みたいなものがあってさ。まあお金なんだけど。

 

 

コンカフェを始めるずっと前に運よく大金を手にした事がありまして。

ほとんどの事はなんでもできるんだけど、なんでもできるだけなんだよね。

 

 

一気に使って見たけど、正直超つまらなくて。

 

お金は裏切らないとずっと思ってたんだけど、それはお金の世界だけの話で。

買えないものが多過ぎたんだよね。それどころか遠ざかっていく感触すらあって。

 

 

「ちょっと足りない」が人間は1番そそられるってことに気づけた。

 

 

だから、ちょっと欲を言って不眠人間になれるだけでいい。

 

欲は満たされないから自分を奮い立たせるんだなって気づけたのは面白かったな。スンドメってやつですよ。

 

 

おかげで自分にとって地位や名声は目的を満たすための手段になって興味がわかなくなっちゃった。それでも僕のメンツを守ろうとしてくれる人が沢山いて幸せ。

 

仕事仲間でもお客さんでも友達でもですよ。感謝の仕方が思いつかないですわ。

 

 

 

この幸せと時間をとめて裸を見るのどっちがいいんだって話。

 

もちろんどっちもいいんだけども。

 

 

なかなか手が届かないから欲しいっていう性みたいなのを身をもって知ったからこそ改めてこう答える。

 

 

Q.超能力が使えたらどんな力がいいですか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

A.時間を止められる力一択。

 

 

 

 

 

 

 

あ、透明人間も悪くないな。