読書が苦手なあなたへ、小説を読んでみたくなるかもしれない話
どうも、後撮りで声入れているゲーム実況者のメンタル強いなと思っている黒川です。
活字が苦手というそこのあなた!!!!!!
そんなあなたのために、今日は僕が小説を読んでみたくなる話をしてみようと思います。
読書好きだよ〜って方も共感できる内容になっているので、最後までお付き合い頂けると嬉しいです!!
文章読むのって疲れる
文章読むのって超めんどくさいですよね。
実は僕も、そんなに得意じゃないです。
・どこ読んでいるのか分からなくなる!
・頭に入ってこない!
・疲れる!
・映像の方がいい!
・集中力が続かない!
読書しない人からよく聞く意見です。
というより、以前の僕がそうでした。
僕が読書始めた理由ですか?
「読書しているとカッコよさそうだから」
というなめ腐った不純な気持ちからです照
この場を借りて謝罪を。すまん。
自分もそうだった身から話すと、視覚情報で処理しようとするとこう感じてしまうんだと思います。
「読む」じゃなくて「見る・観る」ことに慣れてしまうとそのまま文章にも同じことをしてしまいます。
なので、文章を読むときは目と感情ではなく、まずは脳みそで読むということを意識してみてください。
そもそも映像とは全くの別物なんです。
ということで、次は小説の魅力を僕なりに伝えてみます。
小説を読むのは「妄想」そのもの
小説って本当に妄想なんですよ。
書かれていることは誰が読んでも同じなのですが、何を思い浮かべるかが全員違う!
ちょっと面白い説明を。
「死体は鮮やかなブルーのキャミソールを着ていた。豊かな胸はそれによって隠されていたが、下半身は露出していた。下着を着けていないからだ。首には濃紺のチョーカーが巻かれている。その少し上の部分が赤黒くなっていた。素手で絞めた痕だ、と慣れた捜査員ならすぐにわかる。」
この文章は、有名な東野圭吾著の「プラチナデータ」の冒頭文です。
これを読んでどんな風景を想像しましたか?
これを「妄想」の観点からみてみるとこうなります。
「死体は鮮やかなブルーのキャミソール(どんなデザインでどんな色?)を着ていた。豊かな胸(どれくらい大きい?)はそれによって隠されていたが、下半身は露出していた。下着を着けていないからだ。首には濃紺のチョーカー(どんなデザイン?)が巻かれている。その少し上の部分(どこらへん?)が赤黒く(どれくらい?)なっていた。素手で絞めた痕(どんな?)だ、と慣れた捜査員(キャリア何年?)ならすぐにわかる。」
この赤い部分が妄想ポイントです。
これを想像しながら読むので、決して理解するものではないんです!!
しかもこの時にした妄想は自分のものだけになるんです!!
文章を読んで想像したキャラクターの顔や声、風景、色など全てが”自分だけの世界”になります。
みんなと同じものを読んでいるのに、誰とも被らないんですよ!?
こんなに面白いことないですよね。
そして小説家さんは「妄想」のことを知っているので、わざとアバウトに書きます。
あまり細かく書かれていると「情報」になってしまうので退屈に感じてしまいます。
映像の方が面白い!!
と思うかもしれませんが、小説の方が「妄想」するので頭をつかいます。
でも、小説だとありえないくらい感情移入してしまう時が多いです。
小説が好きな方ならわかるかもしれないのですが、のめり込んだ時には頭の中に映像が流れています。
なので僕は正直映像みている時とそれほど変わらない印象すらあります。
妄想しすぎると小説に出てきたキャラクターを思い浮かべて
「今頃なにしてるのかな」なんて考えてしまう時もあります。
文字がぎっしり詰まっていてツラい
そもそも文字って記号なんですよね。
ぎっしり詰まっていたらそりゃ読みづらいのもわかる。。。
だったら文字が 詰まってない本を読めばいいだけです!
いくら”脳みそで読む”といっても情報が入ってくるのは目からなので読みやすさは大事です。
なので、まだ文章に慣れていないうちは、ハードカバーのデカいやつを読むことをオススメします。
作品によってはビックリするくらい行間が広いものもあるので、とっても読みやすいです!!
次は、僕が小説初心者の方にオススメしている小説家さんとその作品を紹介していきます。
自粛期間で家にいてやる事ないなあって方は、これを機に読書デビューしちゃうのもいいかもですね!
初心者にオススメの小説家さん
「小説が苦手だけど読んでみたい」という人に僕が必ずオススメしているのが
山田悠介さんという小説家の作品です。
【黒川の個人的な印象】
・内容がとにかく衝撃的なものが多く飽きない
・展開が早くて間延びしない
・文学的な表現が少なく、とにかく読みやすい
・ホラーからヒューマン、サスペンスやラブロマンスなど、幅が広い
・満足できるオチがちゃんとある
・考えさせられるというよりは、魅せられる感じ
僕の印象からもわかるように、とにかく小説を読んだことない人でもすごい読みやすくて楽しいんです。
実は山田悠介さんは、10代の中高生に人気な小説家さんです。
読書が好きな人が書いたレビューをみると、物足りないと感じてしまうせいか少し辛口です。
でも安心してください。
中高生が読めるほど読みやすくて内容も面白いのは、裏を返せば初心者にもってこいなわけです。
その中でもオススメの作品がコチラ
「僕はロボット越しの君に恋をする」
【あらすじ】
舞台は2060年の東京。
街は最先端のロボットが街に溢れる時代。
人間にしか見えないAIロボットを遠隔操作して街をパトロールする大沢健は、幼馴染みの天野咲に恋をしていた。
狙いは咲の務める会社であった。
AIロボットの「佐藤翼」として健は咲を守っていたが、接していくうちに咲はロボットの佐藤翼に恋をしてしまう。
その秘密を咲に言えない健。
2人の恋の行方が気になるSFラブストーリーです。
僕はこれを19歳の時に読みました。
時代背景が丁寧に作られていて、ロボットに関する法律や生活の様子などがしっかりと描かれているので世界観がわかりやすかったです。
話がどんどん展開してくのでページをめくる手が止まりませんでした。
コテコテの恋愛ものではなく、ぶっ飛んだ設定の中にも切なさやスリルが散りばめられているので本当にすぐに読み終えてしまいました。
アニメーションPVがつくられていたのでぜひご覧ください。
次に紹介するのは、住野よるさん!!
「君の膵臓を食べたい」 で有名な方です。
この方の文章はとっても柔らかくて文字だけなのに温度を感じるんです。
どの作品も独特の世界観があって一気に引き込まれます。
そして初心者にオススメな理由として、行間が広いことが特徴です。
僕が少し前に読んだ「また、同じ夢を見ていた」です。
「また、同じ夢を見ていた」
【あらすじ】
主人公は、「人生とは」が口癖な、ちょっとおませな小学生の小柳奈ノ花という女の子が
賢さゆえに同級生を下に見ていて、学校に友達はいません。
しかしそんな彼女にも、たくさんの友達がいます。
尻尾のちぎれた猫や、家に行くといつも出迎えてアイスやお菓子を出してくれるアバズレさん。
いろいろなことを教えてくれてマドレーヌを焼いてくれる、一人暮らしのおばあちゃん。
小説を書いている女子高生の南さん。
「幸せとは」という問いに対して、このキャラクターたちが菜ノ花にアドバイスをして幸せとは何かを探していくお話。
みなそれぞれ不思議な点があるのですが、全員がとても魅力的な存在です。
しかし、みんな菜ノ花の名前を知っていたり、ある日突然姿を消してしまったりします。
不思議な事が起こりながらも主人公の菜ノ花がいろいろな事を知っていくファンタジーと少し違う独特な物語。
まずこの作品、伏線回収は尋常じゃないくらい多いです。
最初はとても不思議に描かれるのですが、それがどんどん紐解けていきます。
物語は主人公の菜ノ花の目線で描かれます。
登場人物の正体は一体なんなのか。
そして菜ノ花が見つけた幸せの定義とは。
心地の良い違和感とそれが暴かれていく話の展開の面白さ、そして読んだ後に必ず読み直してしまいたくなるようなオチに感服しました。
とまあこんな感じです。
今回は読みやすさと内容の面白さ重視で紹介してみました。
本の紹介って難しいですね。
定期的にやるので是非参考にしてみてください⤴︎
もしお気に入りの小説があったら僕に教えてください!!
んじゃまた!