キャラづくりで気をつけなければいけないこと。

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「キャラクター」

 

これは僕がやっていた人気商売だけじゃなくて

 

誰かと関わる中での人間関係においてもとっても大事なことだと思うのです。

 

かわいい

天然

クール

ゆるい

おもしろい

 

だけじゃなくて

「あなたといえば〇〇だよね」

 

という性格や一歩踏み込んだ印象もキャラクターですな。

 

 

でも素の自分だけで勝負できる人は限られているので

  

相手に意図的に”そう思わせる”

これがキャラづくりの本質ですよね!

 

 

 

人前に出る仕事だけじゃなくて

大型集団から数人レベルのチームなど

 

いろいろな組織人としてやってきた身としても

キャラづくりが上手にできた時の事を振り返ってまとめてみました。

 

 

たった1分で会話が弾み、印象まで良くなる聞く力の教科書

「〇〇が好きです」でするキャラづくりについて


 

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 よく他のキャラづくりを見ていて違和感を感じるのは

 

「イチゴのショートケーキが好きです」

という昔のアイドル。

 

これは、キャラづくりとしてはちょっと残念だなと感じます。

 すごい簡単に言ってしまうと、薄っぺらくなっちゃいます。

 

 キャラづくりの範疇には入ると思うんですけど

なんか安っぽくなっちゃいませんか?

 

好きなものでイメージを植え付けようとするとなんか残念に感じてしまいます。

 

 

でもちょっと待てよ?

 

服が好きな人ってオシャレなイメージで

ぶっちゃけ普通の服きているのにオシャレに見える現象あるよな。

 

イチゴのショートケーキVSファッション好き

前者にだけある安っぽさの”違和感”ってなんだろう。。。

 

 

僕の答えは

「魅力がその人の中にあるかどうか」です

 

 

自分の好きなもので印象を作ろうとすると

その好きなものの印象が自分に移るだけです

 

イチゴのショートケーキが好きで可愛いと思う人しか集まりません。

つまりあなたが可愛くなかったらおしまいです。

 

と言うか味の好みはあなたの魅力にはなりづらいです。

 

 

 

対してファッション好きな人は

その人の服を選ぶ”センス”ですよね。

 

ファッションは自分の1部にもなってくれるし

アイデンティティをつくれる文化的にも強いので、自己表現としてはとてもいいと思います。

 

 

好きなものでキャラクターづくりをするときは

その人の”中身を連想させる”ようなものでないとなんだか安っぽい自己表現に感じてしまうのかなと思います。

 

 

 

付けたいキャラは自分で言うな


 

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ここからは腹黒テクニックです()

 

見出しの通りで、自分に付けたい印象とかキャラは

周りの人に言ってもらった方が強いと感じる経験をしました。

 

例えばわたくし黒川はコンカフェ時代、エロキャラという謎キャラでした()

 

最初は自分で意識してなかったんですけど

周りから言われてBLとの相性もよかったんで自分のキャラにしてみよう

と思ったんです(ゲスだな)

 

 

なぜかちょこっとだけ意識しはじめたら

そのキャラクターが加速。

 

でも僕は「エロキャラです」

と自分で言ったことは1度もないんです照

 

 

ちょっとここで一旦ストップ。

 

当時自分でエロキャラ担当です。

みたいなことを言っていたら、多分あそこまでの印象はついていなかったんですよね。

 

それはなぜか。

 

きっと、自分で「私は〇〇だから」と言ってしまうと

 

相手からしたら「さて、どれくらいなのかな」

みたいな確認作業のステップが追加されてしまうんです。

 

こうなると”評価”になってしまうんで

感じてもらうハードルが上がってしまうんです。

 

それよりも

 

「あの人って〇〇だよ」という”周りの声”の方が

「そうなんだ、ほんとだ!」ってスッと入ってきますよね。

 

 

これは口コミのようなもので

「この商品本当にいいですよ!!」と店員が言っているよりも

 

一緒に行った友達が

「これホントにオススメ!」

 

って言っている方が信用できるじゃないですか。

 

この原理と一緒だと思っています。

 

しかもこれは人気商売だけの話ではありません!!!

 

 

「オレ仕事できるからさ」

「私優しいから」

「自分は全然怒らないよ」

「ボクは他人に興味ないんだよね」

 

こうやって自分を表現している人あなたの周りにいますよね?

 

そんなセリフを聞いて素直に「そうなんだ」って

完全に信じる人はいません。

 

それよりも「あの人〇〇らしいよ」という

周りが持っている印象の方が信じやすい。

 

自己アピールじゃなくて”キャラづけ”をしたいときは

「周りに言ってもらう」事を意識した方が絶対にうまくいっていました。

 

 

 

 

(ここからはさらに腹黒い話です。。。)

 

 

「あなたって〇〇だよね」と

つけたいキャラを言ってもらったとき

 

なんとなくやんわりと否定してみましょう。

 

 

え、なんで!?ってなりますよね。

 

会話を覗くとちょっと見えてきます。

 

「〇〇くんって本当に優しいよね!」

 

「いや全然そんなことないよ〜笑」

 

「いやホント優しいよ!この前のアレとか...」

 

 

こんな短い会話の中に印象を強くする心理的なテクニックが隠されております。

 

・Aさんのことをみんなが優しいと思っていて、自分もそう思ってる。

・でもAさん本人は否定している。

・でも周りの人間はそう思っている。

 

ここでは、印象を言ってくれた人が「再確認するステップ」が入るんです。

 

優しいと思った→やんわり否定された→でもやっぱり優しいと思う

 

この「やっぱり」がキャラづけにおいては印象を深くさせるスパイスになっています。

 

しかも!!

 

本人がやんわりと否定した場合

”当人は思っていないけど私は思っている”という

 

「自分側だけが感じていること」になります。

 

印象というものは共通認識よりも自分だけが持っている方が強くなるみたいで

ここを育ててあげると印象を故意に強めることができます。

 

 

しかも仕事ができるとかの褒めてもらえるような場合は、自分で否定している方が高感度も上がります(ゲスさが最高潮)

 

 

なので僕が出したキャラづくりのステップは

 

①周りが言ってくれたことをキャッチ

②自分では言わずにそれを意識して続ける

③直接言ってもらったらやんわり否定する

 

この3つで完成します。

 

 

自分からかけ離れたキャラは絶対に辞めておけ


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誰かから言われたことないのに自分とは違いすぎるキャラになろうとすると失敗します。いきなり僕がクールキャラになったら気持ち悪いですよね。

 

しかもキャラクターという概念が存在するところには

必ずと言っていいほど「他の誰か」がいます。

 

自分からかけ離れたキャラを演じるのがキビしい理由は2つあります。

 

 

1つ目の理由としては

「マジもんの人たちには勝てないから」です笑

 

もともと大人しかったりクールな人に勝てるわけないんですよね。

同じ場所や業界にいると必ず比較はされます。

 

そうなったときに勝ち目がないと確実に安っぽく感じられてしまうので

「ポジション取り」の観点からはあまり好ましくないです。。。

 

 

2つ目の理由は

「続けるのには無理がある」からです。

 

1度定着してしまったキャラはひっくり返すのが難しいし

それを徹底して続けるのも苦しい。

 

しかも自分から離れたキャラを演じて評価されても

自分じゃないのになあ。。。

と思いふけってしまう可能性もあります。

 

とにかくキャラづくりで気をつけなければいけないことは

・安っぽさを排除する

・自分に近くて被らないキャラを意識する

 

ことですね!!

 

なので、本来の自分からそう遠くなくて誰とも被らないキャラクターになりましょう。

 

 

結局何が最強?


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僕が思う「キャラづくりが上手くいっている」最高の状態は

 

一言では言い表せない魅力がある

という状態ですね。

 

 

どういうところが好きなの?

と人に聞くと「わかんないけど好き!」とか「なんでだろう」みたいに

上手く言語化できないんですよね。

 

それってその人の語彙力が足りてないんじゃなくて

魅力が複雑だからだと思うんです。

 

 

じゃあ一体、この状態をどうやって作り出すか。

 

・魅力がいくつもある

・逆説的な魅力がある

 

この2つなんじゃないかなと。

 

魅力がたくさんあった方が良いのは言わずもがな。

 

逆説的な魅力っていうのは

可愛いのに男らしい一面とか

ふざけているのに真面目なところがあるとか

普段は笑わないのにたまに可愛い笑顔があるとか

 

ようするにギャップみたいなものですね。

キャラクターにギャップがあるといいのはナゼか。

 

それはゲームでいう

「やり込み要素」になるからです。

 

 

やり込み要素が多いと深みが出て飽きない面白さがありますよね。

これはキャラクターにもとっても大切なんだと思います。

 

だから一言で言えてしまうような簡単なキャラクターは安っぽいしすぐに飽きられてしまいます。

 

この人をもっと知りたいと思わせてくれるキャラに人が集まるんでしょうね!!

 

 

てなわけで、今回は僕がキャラづくりを実践してきて得た知見を紹介してみました。

 

んじゃまた!