初対面の人と打ち解けるためのキーワードは「共感」だと思う。
どうも、この世で1番倫理観に欠けたネーミングは「親子丼」だと思っている黒川です。
今日はたまに相談されたりする「初対面の人と仲良くなる方法」について、僕が意識していることを書いていこうと思います。
なぜ会話が続かない?
初めて会う人と話していてよく思うこと
「何を話せばいいんだ...」
これ一択ですよね。黒川もよく思います。
例えば学校だったら新クラスになったとき。
職場なら新しく始めたときや新しい人と関わることになったとき。
なんだかお互いソワソワしたり、はたまた見定められているような気持ちになったり。
この人ってどんな人なのかな?という
様子見の期間があるわけです。
この様子見というのは、自分と相手にとってなにを話すのがいいのかを見定めている時間。
だったら、早く互いが分かり合えばいい!
「共感」を突く
実は、「共感」さえあれば一瞬で仲良くなれると思っています。
一口に共感と言っても「あー。わかる」とかじゃないんです。
共感という言葉は「感覚を共にできること」じゃないですか。
だから、「あ、仲間だ」と思ってもらうことで一気に距離が縮まるんですよね。
どういうことかと言うと、
「あ、今打ち解けられたな」
って明らかにわかるタイミングってありますよね。あれを狙っていくんです。
例えば。
「最近出会ったばかりの人と話していたら、地元が同じであることがわかった。」
これで一気に仲良くなれる経験ある人多いと思います。それです笑
他にも「自分と同じ趣味を持っていることが判明した」とか!
会話しているときの雰囲気とかでも「あ、この人は仲良くなれるな」ってパターンもあるんですけど、そんな確率論に頼っていたらそもそも解決できないですもんね...
なのでここからは、実際にどうすれば「共感」を生み出せるのかについて自分なりのコツを書いてみようと思います。
共感=「自分と同じ」or「”好き”の感情」
話していて「この人とは気が合うな」という感覚はどうにもできない。
じゃあ他の角度から共感を生み出せないだろうかと考えたときに出した答えが
この「自分と同じ」と「好き」という気持ちからでした。
初対面の人って自分のことを「こいつは敵か?味方か?」と無意識に考えるので、すぐに味方だと思ってもらうのに大事なのは、この2つを感じてもらう事。
つまり、会話の中でこれを実践するだけ。
でもそんなの話が続かないからわからないよ...
となりますよね。わかります。
なのでこの先は「同じor好き」を思ってもらうための会話術を紹介してみます。
YESかNO、もしくは1単語で返せる質問はしない
「同じor好き」と思ってもらうには情報量が足りない。
もっと話さないと。でも会話が続かない...
そんな悩みをお持ちのあなた、僕もそうでした。。。
会話したい意欲はあるのに、なにを話したらいいか分からない。。。
そんなときに、なぜ続かないのかを振り返ってみたことがあるんです。
そしたら、単純な質問ばかりしている
という事実に気づいたんです。
A「なにが好きなんですか?」
B「ゲームです」
A「どんなゲームやるんですか?」
B「RPGとか」
A「、、、」
みたいな地獄()
最初の切り口は単語で答えられる質問はOKなんですけど、これじゃあただの一問一答ですよね。。。
YESかNO、1単語だけで返させない会話はこんなかんじ
A「なにが好きなんですか?」
B「ゲームです」
A「全然ゲーム詳しくないんですよね。でもちょっとやってみたくて。」
B「そうなの?面白いよ」
A「ですよね!なんか初心者でも楽しめるソフトとかあったら紹介して欲しいです笑」
みたいな感じです。
よく接客業界では
「自分と相手が話す割合は最初は7:3、後半は3:7になっているとベスト」
とよく言われています。(あくまで一般論)
通常の人間関係ではそこまでハードルは高くなく、6:4が入れ替わるか5:5でいいと思います。
つまり、相手に多く喋ってもらうコツが必要なわけです。
相手に多く喋ってもらうには、「ナゼ?・どうやって?」を聞いたり、理由や説明、プレゼンなんかをしてもらう。
興味を持っていたり好きなことを聞かれるとたくさん話したくなるじゃないですか。
なので相手にとって関心が強いトピックを選ぶのがいいですね。
相手の情報がよくわかったら
さっきの会話術でそれなりに相手のことを知れたら、今度は「共感」を生み出す順番になりますね。
さっきのゲームの話の展開としては、ゲームについて詳しく聞く感じ。
でも、これだけじゃいつかまた話題を変えるハメになります。
なので僕は、仲良くなるにはもう一歩必要だと思っています。
「Bさんって思ったよりもストイックですね笑」
みたいな。
正直ここはなんでもいいのです。
大事なのは
「私はあなたをこう思っていますよ」と伝えること。
これってそれなりに続いた会話の中で言わないと不自然になっちゃうんですよ。
あなたをこう思っていますっていきなり言えないじゃないですか笑
会話が続いた後は自分の気持ちや印象を伝えるのに最高のタイミングなんですよね。
相手に良い印象を伝えらて嫌な人ってのは基本いないじゃないですか。
「私はこう思っています」
「褒めてくれた・わかってくれた」
これらが重なると、味方だと思ってくれます。
でもまだ共感ではなくない...?
その通り。
ここまでを簡単におさらいすると
話題提供→一言で返せない質問で相手に多く喋ってもらう→気持ち・印象・考えを伝える
といった感じ。
ぶっちゃけ好きだと思ってもらうのは感覚の話なので狙い打ちしにくいです。
だったら「自分と同じ」をゴリ押ししていくしかない。
ここで初めて「同意の言葉」を使っています。
散々話して思っていることも伝えて、最後に「相手に賛同する」こと。
もちろん嘘はいらないです。
相手がおもしろいと思っていたら「面白そう!」でいいんです。
ネタバラシをすると、これまでの会話術はいかに「賛同」に信憑性を持たせるかの作業なわけです。
だって自分が好きなものの話をしだした時に最初から「おもしろそう」って言われても薄っぺらく感じちゃうときもあるじゃないですか。
だから段階を踏んで、「本当に興味ありますよ」って気持ちに芯を持たせるか。
その「マジっぽさ」が大きければ大きいほど
「自分と同じだ!」と思ってもらえて、もっとうまくいけば好意すら抱いてもらえるんですよね。
でも小手先のテクニックなんかじゃ意味がありません。
本当に自分が感じたことに対して、表情や声の抑揚をつけながら誠意をもって関わらないと逆効果になってしまう。
相手のことを十分に引き出せて仲間だと思ってもらえたら、今度は自分の好きなものなんかの話たいことも話やすいし聞いてもらいやすくなりますよね。
ここから関係が始まっていくんだと思います。
こうやって共感から距離を縮める。
これが誰でもできるコツです。
共感は言葉からじゃないと生まれにくい。
だから、共感の言葉にいかに重みを出せるか。
これが距離を縮める上で大事にしているポイントです。
最後に
今日は自身の経験を活かして、コミュ力お化けと言ってもらえる僕が「初対面の人との打ち解け方」について書いてみました。
学校や職場でガラッと環境が変わったり、幾度となく初めて会う人と話す場面が多いはず。
会話が続かないんじゃなくて、なにを話したらいいか分からないだけなんじゃないかなって思います。
会話が続いただけじゃ距離は近くならないよなって思うんです。
こういう小手先のテクニックぽいことに、いかに真摯に相手を重ねられるか、相手はなにを求めているのか。
これが分かって伝えられることが真のコミュニケーション能力だと思います。
誰とでも気さくに話せるよってのはコミュ力でもなんでもないわけです。
誰とでも話せるキャラの人はそこのキャッチが上手なんだなって色々な人を見ていて思います。(黒川はまだまだ)
人と話すのが苦手な方、友達づくりに戸惑っている方のヒントに少しでもなれば嬉しい限りです。
んじゃまた!